一部の層にだけ常識的な言葉を集めて、理解がある風を装いたい
こんにちは、ゆにかーるです。夏だ。
概要
ちょっとでも関わった人なら常識レベルだけど、そうじゃない人はほとんど知らない単語というのを集めていきたい
— ゆにかーる (@unicurl2000) 2020年6月7日
今のところ
ディオール、ピンフ、テイクオーバーゾーン、t検定 あたりがそうかなと思っている もっと色々な例が欲しい
いろいろな単語を教えてもらって、その界隈の「初歩レベル」を知ることができました。知ることがなかったであろう世界を知れてとても楽しかったです。
看護学とか、チェスとか、ちょっとでも分かった気になれたぞ。
ありがとうございます。
動機・目的
匿名ラジオというYoutubeの動画がありまして。
その中でダ・ヴィンチ・恐山さん(サムネの右の人)が「マジョリカマジョルカ」という発言をしたんですね。(7:20~)
私はてっきりアニメのタイトルか必殺技あたりだろうと思ってたんですけども、コメント欄を見ると、
「恐山が化粧品ブランドを知ってるのは何かの伏線……?」
「恐山さんがプチプラブランドの知識があるようで……」
というコメントがついてたんです。
どうやら検索してみると、マジョリカマジョルカというのは資生堂の化粧品ブランドらしい。それも化粧したことある人なら割とみんな知ってるレベルの有名ブランドらしい。
意味もなくwikipediaやYoutubeをサーフィンするのが生き甲斐の私ですが、ここまで(人によっては)常識レベルの単語を知らずに生きてきたというのに軽く衝撃を受け、
「こういう単語ないかなあ」ということでtwitterで募集してみた次第です。
あと、こういうのを知っていると、その界隈に理解がある感じが出せて、何かしら役に立ちそうですよね。
「この人、なんで化粧品ブランド知ってるんだ……?」ってなると話の糸口が広がりそう。
どういう単語が”面白い”か
”マジョリカマジョルカ”が面白い理由を考えてみたんですけど、おそらく以下の三点にまとめられると思います。
- 知ってる人自体は割と多い(”一部の層”の人数は多い)のに、知らない人はとことん知らない
- 文字列だけではどういう意味の単語なのか推測ができない
- 高校までで学習する単語ではない(学習指導要領にある単語はコモンセンスみたいなところ、ないですか……?)
この3点を満たしていれば満たしているほど”面白い”気がします。というかそんな気がしてきました、ひとしきり募集し終わった後で。
まずは自分で例を考えてみる
マジョリカマジョルカと同じくファッションブランド。化粧品とかファッションのブランドは、有名なやつでも知らないものが多い。勉強します。
KATEとか雪肌精みたいなCMでよく見るものは知ってますが、CMでやらない割に店頭にはよく置いてあるブランドが一番厄介ですね。
(出典:https://mahjong-navi.com/tensuu/192/)
麻雀の役(上がり方)の一つ。
リーチとかタンヤオとかは麻雀やらなくても知ってる人も多いだろうし、逆に小四喜とか海底撈月とかだと初心者は知らない人も多い気がする。
それに対してピンフ(平和)は、何回かプレイすれば絶対にみることになる文字列だし、初心者ならまず知っている基本的な役なので該当するのではないかと思いました。
ただピンフの条件はなかなか覚えられないですよね……。「そういう役がある」という感じの人が初心者には多いんじゃないかと思います。
人の数だけ常識がある
— 小林慶大 (@creator_kobakei) 2020年6月7日
ISO感度。カメラ用語です。知ってた(実家にデジタル一眼があるので)
ざっくばらんに言うと写真の明るさを決める用語で、デジカメを持っている人ならほぼ全員知っている概念なんですが、シャッタースピード(類似概念)とかに比べると意味の推測がしにくいですね。
カメラを持ってる人は多いのでISOという単語も多くの人が知ってると思いますが、そうじゃない人はとことん知らない単語って感じがします。
— supor dyamiczy (@dolce_itf) 2020年6月7日
医療関係の学部の人から来た回答なので医療系の単語かな、と思ったらチェス用語でした。知らなかった。
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0)
キングとルークを一手で同時に動かせるらしい。将棋しか知らないので結構驚きのルールですね。
初歩的なのかどうかはよく分からないです。自分の知らない単語はこういう判断が難しい。
こういうゲームのルールに関する単語は他にも、
- 切れ負け(将棋用語。ちょっと触ったことあるけど単語は知らなかったです。不勉強だったか)
- マリガン(カードゲーム用語。初ターンに手札を引き直せるというルール。シャドウバースとかで有名か?)
- コスミ(囲碁の用語。自分の石の斜め隣に打つ手のことを言うらしい。)
という回答を頂きました。自分のしないゲームのルールって意識しないと全然知ることはないですが、いざ調べると語源が面白かったり、由来が趣深い単語が多いです。
車の用語ですね。知ってた。
AT車を運転する際に、ブレーキを離すと(アクセルを踏んでいなくても)発進してしまう現象のことですね。多くの人は自動車教習所で習うと思います。
しかし、免許を取らない人も多いですし、そもそも免許を取れない高校生以下の人だと全く知らない単語の可能性が高いかもしれないです。
- 知ってる人自体は割と多い(”一部の層”の人数は多い)のに、知らない人はとことん知らない
という条件には一番あてはまる回答だと思いました。
看護学の用語らしい。知らなかった。
日常生活動作(Activities of Daily Living)の略で、ADLの評価が低いと看護/介護の必要性が高くなる、ということらしい。
私が看護とか介護とかすることもしばらくはないと思うので、そういう意味では知らなくても全然構わない単語なんですが、調べるだけでも十分楽しいですね。
こういう大学の学部レベルで習う単語に関する回答は他にも多かったです。
- 形態素解析(自然言語処理の用語)
- GMO(農学系の用語。高校の現社で習った気もする)
- 生成文法(言語学の用語。名前はよく聞くし何回かwikipediaで調べたけど理解できない)
- コドラート(生物学の用語。調査方法の一つらしい)
コドラートといえばこれを思い出す(専門ではないので違ったらごめんなさい)
ちょっと知った気になろう
wikipediaとかをサーフィンするにしても、「この単語がある界隈でどういう位置づけなのか」(基本的?応用的?)というのは初学者には分からないものなので、基本的な単語を教えてもらって色々知るというのは非常に楽しかったです。
あと、なんでも検索することのできる現代で大事なのは「どういう単語でググればいいか分かる」ことだと思うんですよね。
その点で、日常生活で出会いもしない単語を突然受け取って調べるというのは、とても刺激的な経験でした。 みんなもやってみよう。
あと、知らない趣味の人と話すときにも話の糸口になりそうですよね。カメラとかよく知らなくても、
「カメラって難しいですよねえ、ISO感度とか」
「お~~~~よく知ってるねえ、ああいうのはうんぬんかんぬん」
っていう具合に話が進んでいく気がする。
あと、エアプができるようになる、理解がある風を装えるというのは間違いないですが、 じっさい色々な界隈のことをちょっとでも知っておくというのは大切で、他人の趣味を受け入れる準備ができるようになるんじゃないかな、と思いました。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございます。
これからもコメント欄で順次募集しようと思います。よろしくおねがいします。
ではでは。