美味しいみかんジュースを求めて
下戸でも美味しい飲み物が飲みたい!!
今回は雑談記事。どうもゆにかーるです。
突然ですけどみなさん、
美味しい飲み物、飲んでますか?
美味しい飲み物というと、ほとんどの場合お酒が話題に上がると思います。
美味しいお酒について語り合う人はいても、美味しいジュースについて語り合う人を私は見たことがないんですよね。
私はお酒の味は好きなんですが(アマレットジンジャーとか特に)、ほろよい1/2缶で頭痛を催すほどの下戸でして、他人と語り合うほど酒が飲めないんです。
なので、飲み会で飲めるものといえばカルピスやウーロン茶などといったありふれたものばかり。
家飲みにでは美味しそ~うなお酒を横目に1人だけバヤリースですからね。悲しすぎる。
そんな私でも美味しい飲み物が飲みたい!!ということで、美味しいジュースを探す旅を始めたわけです。
「オレンジ」ではなく「みかん」
みかん、特に甘いみかんは全世界70億人を幸せにすることが一般的に知られています。
オレンジの刺激的な酸味もいいけど、やっぱりみかんの豊かな甘さが私は好きです。
ところで、世の中には「オレンジジュース」と「みかんジュース」というものが存在します。
上に挙げたバヤリースやスーパーによく売ってる紙パック(果汁100%)は「オレンジジュース」。
一方で、Qooは「みかんジュース」、ポンジュースは「オレンジみかんジュース」。
ただ、個人的にはこれらに味の違いはあまり感じないんですよね。
ポンジュースは本物の果実っぽい味がしますけど、それでも私が求める「甘いみかん」の味とはちょっと違うんです。
なんというか、本物の果実に比べて甘みが足りないし酸味にトゲがあるというか。
唯一それっぽい!と思ったのが中埜酒造の「みかんのお酒」。
そう。美味しい飲み物に限って「お酒」なのです。
むしろこのみかんのお酒の存在が、この記事を書くきっかけだったりします。
どうにかジュースで美味いものはないか、酔う心配なく飲めるものはないかと。
いざ、銀座へ。
というわけでオススメのみかんジュース屋をその道に詳しい後輩に尋ねた結果、
「10FACTORY」
という店が、品揃えも多く良さそうでした。
「10FACTORY」は松山と銀座に直営店があり、銀座店はGINZA SIXという商業施設の一角にあります。
どうでもいいけど東銀座駅からGINZA SIXに向かう通路、ポケモンの四天王からチャンピオンに向かう道っぽくないですか?
こちらが店内。大量のみかんジュースの他、ジャムやドライフルーツも売ってます。
私「みかんっぽいジュースが欲しいです」
店員さん「みかんといえば最も一般的なのは「温州」ですね」
私「なるほど」
店員さん「他にもたくさんございますので(様々な資料を渡して)ぜひご覧ください」
私「なるほど」
私(もう少し「みかんのお酒」の味をきちんと覚えて説明できるようにしておくべきだったな)
私が行った12月上旬には9種類の品種のジュースがあったのですが(ここから見られます)、みかんの出荷が始まる1~2月頃にはさらに4種類ほど増えるらしいです。その時に行けばよかった。
そもそも知らない品種のみかんが多かったのですが、どうやら「温州」はやや酸っぱい品種らしく、もっと甘い品種もあるのだとか。
実はジュースを買ってから試飲(有料)ができることに気付きました。これだけあったら飲み比べしてから買いたいですよね。
結果購入したのが「温州」と「せとか」。
共に200mlのビンで、温州が540円、せとかが710円(税抜)。
温州が黄色っぽいのに対し、せとかは赤め。
さあお味はいかに。
灯台下暗し?
銀座に向かった数日後。
近所のスーパーを歩いていたらこんな商品を見つけました。
どうやら高級みかんジュース界隈の中では(そんなものあるのか)わりと有名な商品で、ネット通販やPeachの機内販売で有名らしい。
しかし、通販ではバラ売りをしていないので(180mlビンなら最低6本~)、こんな感じでスーパーで売ってくれるのはとてもありがたい。
というわけで「飲むみかん」、購入。248円也。
飲んでみた感想
まず紙パックから。いつもの味。特に感想はないかな。200mlで20円(1Lで100円)なのでゴクゴク飲める。
次に飲むみかん。実はこれが私の求めていた理想の味でした。めちゃくちゃ甘いけど砂糖っぽくはなくて、果実の甘味という感じがします。
口当たりは非常にまろやかで、甘さが紙パックに比べて濃厚。
続いて10FACTORY組。
温州は甘味、酸味のバランスがポンジュースとほぼ同じ、
一方せとかは酸味はそのままに甘味だけ濃くした感じの味でした。
結論から言うと、
「本物の味だ……本物の味だけどやっぱり求めていたものとは違う……」という感じです。
私の理想より酸味が強い。数ある温州みかんの中でもやや酸っぱめのやつに近い味?という感じがします(せとかは食べたことがない)。
だとすると200mlで500円はぼったくりなのか?というと、そんなことはありません。
この2つ、味の解像度がめちゃくちゃに高いんですよね。色々な味がする。
飲むみかんは「甘い!」だったのに対して、温州やせとかは本物を食べた時に感じるディティールがそのまま伝わってきます。皮のほんのりとした苦さだったり、ちょっと口の中に引っかかる感じだったり。情報量が多いという印象です。
じゃあ果物そのまま食べろって?・・・いやいやジュースになってるからこそ良いんですよ。多分。
バーとか、飲み物を楽しむような店で飲んでみたい味です。とても密度の濃い体験ができそうな味。
逆に、喉を潤すだけのために飲んだら脳の処理が追い付かずに疲れてしまいそう。
というわけで、4種類をまとめた結果がこれです。
紙パック | 飲むみかん | 温州 | せとか | |
甘味 | 弱い | 強い | 普通 | 強い |
酸味 | 弱い | 弱い | 強い | 普通 |
味の解像度 | 低い | やや低い | 高い | 高い |
飲みやすさ | ◎ | ○ | △ | △ |
値段(200ml) | 20円 | 248円 | 540円 | 710円 |
よく「高い食品は味の解像度が高い、味のレイヤー(層)が多い」といわれることがありますが、それを非常に分かりやすく感じる結果になりました。
飲み会で飲むとしたら、家なら「飲むみかん」、バーなら「せとか」かな。バーテンダーの皆さん、なにとぞご陳列くださいますようお願いいたします。
これからも美味しいものを食べたり飲んだりして、人生を楽しく、豊かにしていきたいものですね。
ではでは。